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まず米、そして野菜

最初は離乳食の記録、途中からは読書の記録。

問答無用の楽しさ。 「はらぺこあおむし」エリック・カール 著

コハシが産まれて間もないころ、あおむしの人形とボードブックがセットになったものを頂いた。「はらぺこあおむし」は自分でも買うつもりだったけれど、小さいボードブックのタイプと普通のハードカバーのタイプとで迷ってしまい、いつまでも買えなそうだったので、贈ってもらえて感謝した。

人形というのはすごいもので、指揮棒のようにみょんみょん振り回しながら音読しているだけで面白がってもらえる。電車の中でコハシ相手にみょんみょんみょんみょん読んでいたら、隣の席にいた女の子(小学校低学年)が身を乗り出して人形を見ていて、ついでに私の音読も聞いてくれた。気をよくした彼女は読み終わったあと「変なおじさん」の踊りを披露してくれた。楽しかった。

はらぺこあおむし」は、もちろん物語自体も面白い。曜日と数(5まで)の概念が織り込まれているけれど、コハシは気にしないで楽しんでいるし、私もこの記事を書くまで意識していなかった。あらためて読むとよくできている。

日曜日に卵から孵った青虫が、1週間の間に次々に食べ物を食べていく。色鮮やかな果物の絵には、虫喰いを模した小さな穴があいている。私はこの穴が大好きだ。ボードブック版にあいた穴は、コハシの指先が少し入るくらいの大きさで、あおむしの小ささが想像できて、かわいい。前述のハードカバー版の穴はもう少し大きいだろうけれど、薄い紙だから指を突っ込んだら本が傷んでしまうかもしれない。他にも、大人数の読み聞かせに使うような横幅が60㎝近くもある大型絵本もあって、見せてもらったのは保育園だったか図書館だったか、大きな紙にまあるく大きくあいた穴には、覗き込みたくなるような魅力があった。

コハシはといえば、最初は人形の動きを面白がるだけだったが、そのうち、物語の最後の、あおむしが羽化して蝶になるシーンがお気に入りになった。読み聞かせをねだっては「月曜日」に差し掛かったあたりで「どーん!!」と力任せに最終ページを開くという暴挙に出たので、指が挟まれて痛かった。

しばらくすると、保育園で「はらぺこあおむし」のうたを覚えてきた。絵本の文章にまるごとメロディーをつけたものだ。うたの中でコハシが気に入った部分は、読み聞かせではちょうど飛ばしていた部分だったので、結果として全部読むようになった。「げっちゅよーぴー、げっちゅよーぴー、(よく覚えていないのでもごもご)、したー。かっよおーぴー、かっよおーぴー、……」といった調子で、のりのりでうたう。楽しい。

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はらぺこあおむし エリック=カール作

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CD  エリック・カール絵本うた

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