まず米、そして野菜

最初は離乳食の記録、途中からは読書の記録。

「ムジカ・ピッコリーノ 第4期」(NHK 2016年4月~8月放送)

8/19に最終回の20話目が放送された。ああ、終わっちゃった。いつかまた、メロトロン号の人々と、できればピッコリーノ号の面々にも、新しいエピソードで会いたいな。ゴンドリーさんがユーフォニウムのモンストロに出会えなかったのは、5期への布石だと思いたい。お願い、会わせてあげて! チューバの回が忘れられないんだ! 部屋を出て行くゴンドリーさんの後ろ姿が忘れられないんだ!!

それにしても、楽しかったな。メロトロン号の乗組員は今回も魅力的だった。艶を増すアリーナの歌声、おどけた演技とかっこいい演奏のギャップで魅せるポンさん、摑みどころのない存在感がたまらないリヒャルト船長、脇をガチッと締めるゴンドリーさんとゴーシュさん(知人がゴーシュさんにそっくりなので親近感やばい)、みるみる美しい青年に成長するエリオット。特にエリオットの成長ぶりは……。「男子3日会わざれば刮目して見よ」って本当だったんだなと思わされる。

ドクトルジョーとローリー司令官の異色の掛け合いも、目が離せなかった。なんだ、あれだ、萌えた。すばらしかった。隣で無表情を貫くモレッティさんも安定の素敵さで、ローリー司令官の過剰すぎる顔芸との対比で毎回お腹が痛くなるくらい笑いました。そうそう、使われているトラベラーズノートスチームパンクな世界観にぴったりで、既製品には思えない溶け込みっぷりでしたね。

もちろん楽曲も思い出深い。物語に出てくる善き魔女が奏でているような、キュートな「my favorite things」。演奏者みんながはじけちゃいそうに可愛かった「黒猫のタンゴ」。「キラキラ星」はちょうどコハシが保育園で覚えてきたところだったので一緒に歌えたし、「村祭」は迫力ある演奏に親子で釘付けになった。「We will rock you」は何と混ぜてもかっこよくなる名曲だと思いますが和太鼓と合わさるとまた格別だな!

あれだけ楽器と楽曲の解説を詰め込んで、物語も進めて、どっちのクオリティもよくて、なんて贅沢な番組なんだろう。制作者の皆さま、楽しかったです。本当に楽しかったです。ありがとうございました。最後の最後が「エイトメロディーズ」で、メロトロン号の演奏でこの曲が聴けるのが嬉しくもあり、本当に終わるのだなあと実感してさみしくもあり、ブートラジオを受信してあえかに瞬く電球の光、いやあ、きれいな最終回でした。

 

www4.nhk.or.jp

columbia.jp

ムジカ・ピッコリーノ Mr.グレープフルーツのブートラジオ(仮)

ムジカ・ピッコリーノ Mr.グレープフルーツのブートラジオ(仮)