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まず米、そして野菜

最初は離乳食の記録、途中からは読書の記録。

監督不行届。「じどうしゃがいっぱい」シンディ・チャン著、リンダ・ハワード絵

母が神保町ブックフェスティバルで買ってきた本のうち、1年くらい寝かせていたものの一つ。表紙に「おりたたみしかけえほん」 とある通り、本文は蛇腹状に折りたたまれている。本の横幅は17㎝くらい。1ページに1台の車が描かれていて、それが10台繋がっているから、つまり、全部広げると約170㎝だ。長い。

それぞれの車にはフリップが付いていて、めくると車の内部が見られるようになっている。仕掛け自体はとてもシンプルだ。トラックの荷台の馬、移動図書館の中にぎっしり積まれた本が、細やかな線で描かれている。

このフリップが、いかにもコハシが破り取りそうなつくりだったので、「すぐに破壊しないようになるまでは…」と最近までしまっておいたのだ。が、すでにごみ収集車のフリップは無い。いつからだろう。母曰く、「B品で安かったから最初からなかったのかも」。なるほどそんなことがあるのか。

それぞれの車についている説明書きは、短いながら面白い。コハシに邪魔されてゆっくり読めたためしはないが、「へえ」と感心するようなことも書いてある。

折り畳んだ状態でも読めるが、コハシは、当然、全部広げたがる。この前は、広げた本を乗り物に見立てて歩き回るという遊びを開発した。

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コハシは堂々と胸を張り、「飛行機でーす! がたんごとんがたんごとん」と部屋の中を練り歩いた。この本には車しか載っていないのに、飛行機と電車はどこから出てきたんだ。私は「めちゃくちゃだ、いいぞいいぞ」と大笑いして、うっかりしばらく見守ってしまった。

我に返って慌てて止めたときには、1ヶ所が少し切れてしまっていた。コハシは急激に落ち込んだ。私も「いや、止めなかった私も悪かったから…」とコハシと本に謝り、一緒にテープで補修した。

じどうしゃがいっぱい (おりたたみしかけえほん)

じどうしゃがいっぱい (おりたたみしかけえほん)